こころから

V6や、その他のよしなしごと

ジャニーズ楽曲大賞2015

去年はほぼV6の曲しか聴いていなかったので遠慮したのですが、今年はHey! Say! JUMPSexy Zoneにもそれなりに手を出せたので投票しました。選考基準は好み+エモさです。

 
楽曲部門
1位:「~此処から~」 V6
V6が、V6に向けて作ったラブソング。シャイな彼らから紡がれた言葉は時に率直すぎるほどで、鋭く胸を打ちます。「ビールの泡みたいに消え」てしまわないでくれてありがとう、とはまだ言いません。21年めからのV6が心から楽しみです。
 
2位:「Wait for You」 V6
彼らが待っていてくれるなら、ついていくしかありません。V6がこれからもどんどん高みに昇っていくことを確信させてくれた一曲です。21年目のはじまりに立ち会わせてくれてありがとう。
 
3位:「CANDY MY LOVE」 関ジャニ∞
「もしかして、まだいちども逢ったことないのかも」しれない相手に恋い焦がれ拠り所にさえする少女を描いた歌詞はジャニオタのメタファーめいているが、それを歌うキャンジャニこそ虚像のうえに映し出された虚像…決して逢えないアイドルなのだ。ああすば子、あなたを推したい。
 
4位:「キミアトラクション」 Hey!Say!JUMP
若い!可愛い!ダンスが綺麗!JUMPのセールスポイントを盛大にアピールしてくる曲。正直リリース直後はピンとこなかったのですが、年末歌番組でみせたキラキラのパフォーマンスで印象が変わりました。YOUたち絶対売れるよ。
\やっぱりJUMPが! ナンバーワン!/
 
5位:「SHen SHera SHen」 Hey!Say!JUMP
結局シェンシェラシェンって何なの? パンダリロンって何なの?「何でキミなんだ?キミは何だ?」でも好きになったんだからしょうがないよな。今年JUMPに落ちたわたしの心情そのものです。
 
 
「CANDY MY LOVE(キャンジャニ∞)」 キャンジャニ∞
すば子推しとしての自我が目覚めた。
 
未音源化部門
「お兄ちゃん、ガチャ」 トイ・レイwithお兄ちゃんズ
やっぱり野島は最高だぜ!*1
 
現場部門
V6 LIVE TOUR 2015 -SINCE1995~FOREVER-
 
コンビ部門
中島裕翔&山田涼介
氷河期、雪解けを経て切磋琢磨しあえるライバルに。過去現在未来全てがエモい不世出のコンビだと思います。
 
自担部門
 
 
選外
「Hello」菊池風磨
 少クラでののびのびとして可愛らしいパフォーマンスを(動画サイトで)(申し訳ない)見てグッときてたんですが、5人体制復活へのご祝儀として購入したカラフルEyes初回Cでまさかの再会。勝手に運命感じた。明るくおしゃれで、何度も繰り返して聴きたくなる(実際聴いてる)ポップチューン。エフェクトもきれいでうるさくなくて、本当聴きやすい。彼女とのデートに心沸き立つ男の子を歌ってる詞がまた可愛くってセンス爆発なのですが、え、まじで風磨くんの作詞なのかよ……天才じゃん……。曲のテンションと詞のテンションがぴったり。構成も上手い。ソロコンのセトリ見てみたらこれまた冴えてるし(なんとV6の「Maybe」が入ってる)、サマパラのDVD買ってしまいそう。
 
「HELLO」V6
 投票フォームを埋めてる途中で音源持ってないのに気がついて、慌ててLoppi盤買いました。20周年コンサートで私が唯一入った横アリ1日目ではやらなかったから印象が薄かったんだな……。本当に素敵な曲。聴いてるだけでどうしようもなく胸が切なくなって、何も書けなくなってしまいそう。20年歩み続けてきたV6が、今は遠くにいる「あなた」に手を振っている。風磨くんの「Hello」とは対照的かも(笑)。他のグループを見るようになってから気づいたのですが、V6の安定感、「ずっと変わらずにそこにいてくれる」という感覚は、実はとても希少なものなのですね。これからどこに行ったとしても、V6はふるさとなんだろうな。1番と2番が綺麗に対になってたり、細かく韻を踏んでたり(”Allow”と”のよう”とか)と、技巧的にも面白い詞。1番カミセン・2番トニセンという構成はそういえば「〜此処から〜」と同じですね。
 
「SP<エスピー>“Break The Wall” feat. V6&☆Taku Takahashi(m-flo)」REVOLUTIONS
 2011年の発表から幾星霜、やっとCD音源化ですよ! やったね! 岡田准一主演の『SP』シリーズのテーマ「Security Police」をサンプリングして作られた曲(ここら辺ちょっと無駄な設定がある*2)なのですが、曲調も歌詞も煽動的でむしろテロリストっぽい。ラスサビ前のパート割りがやたらと細かいフレーズ(「fAKE」にも似たようなのがある)が好き。
 
「スルー」Hey! Say! BEST &「KAZEKAORU」Hey! Say! 7
 ともに『Chau# / 我 I Need You』通常盤のカップリングで、街に出た側(「スルー」)と故郷に留まった側(「KAZEKAORU」)、遠距離恋愛をそれぞれの立場から歌った2曲。さらに、「あの日生まれた何よりも一番大事な想い」というフレーズ(微妙に言い回しが違うけども)が共通して入っている、という面白い仕組み。こういう試みはどんどんやっていってほしいものです。
BESTの「スルー」は、実はまあまあ歳いってる彼らの、等身大の哀しみの匂いがする。薮くんの管楽器のような響きのある声が耳に残る。伊野尾くんはあんまり上手くないし愉快な声質をしてるんだけど、「未来を責める」とか「この世界も気づいていない」で見せる感情的な歌い方はなんか胸にくるよね。
7の「KAZEKAORU」は疾走感のなかに香る切なさが鮮やか。技巧的で表情豊かな山田くんと青臭く丁寧な裕翔くん、二人の対称的なボーカルが軸になっていてアツい。ゆとやま! 裕翔くんに「幼すぎた僕にとって君だけが全て」を割り振った人は天才だと思う。
 
 
投票コメントは140字に収まるようにまとめたので、むしろ選外の方に力が入っているみたいになってしまった…。2015年は、担当関係なくジャニオタの心をかっさらうような力のある曲はどうも見当たらなかった感触でした。混戦のなか栄えある1位を掴むのはどの楽曲か、発表が楽しみ!

*1:正直未音源化ノミネート曲で聴いたことあるのがこれだけだった

*2:

映画『SP』に“助っ人”出現!? テーマ曲をV6と☆TakuTakahashi(m-flo)がサンプリング | ORICON STYLE